#星野源ください

夢の中へ連れていく

ドライブ願望・上

 

俺は免許を持っていない。だけど彼女とドライブに行きたい。さあどうする俺。ない頭を働かせるんだ俺。

 

えー、免許なし ドライブ 方法 検索。

 

・・・ぐーぐるせんせい、俺別に芸能人で誰が免許持ってないとかあんま興味ないし、あ、でも意外。そうなんだ。あ、俺載ってない!

ついでに「星野源 免許」で検索かけたら2ちゃんねるでくそだせぇって書かれてた。うるせぇ!

 

いやいやいや、変なところでメンタルを削ってどうする俺。ドライブの方法を考えるんでした。

 

「星野さん、星野さん」

はい。

「俺の話聞いてました?」

聞いてなかったです。

「何か考え事ですか」

免許なしでドライブする方法を少し。

「誰かに運転してもらうしかないでしょう」

ですよねぇ。

 

そりゃそうなんだけど、それじゃダメなんです。そもそも彼女も免許持ってないし、仮に持ってたとしても今の気分でいえばそれじゃダメ。リードしたいんだよ。だってアタシ男の子だもん。

 

あぁっ!

「どうしたんですか!」

いや、何でもないです。

「突然奇声あげるのやめてください」

すみません。

 

いい方法を思いついてしまったぞ俺。さすが俺じゃないか!

 

 

 

 

 

【来週火曜日、夜空いてる?】

【お久しぶりにデートしませんか】

 

バイトが終わってスマートフォンを確認すると、彼からメッセージが入っていた。火曜日の夜は空いている。あたしはすぐに返事をした。

 

なかなか忙しくて出来ていなかったデート。本当に久しぶりで、なんなら会うのさえも久しぶりで、思わず頬がゆるむ。今度はどこに連れていってくれるんだろう。

 

【ドライブしよう】

 

・・・源さん免許、持ってたっけ?