#星野源ください

夢の中へ連れていく

ちょっとしたご褒美

 

最近駅から少し離れたところにあるケーキ屋さんに寄って、なにか一つ買って帰るのが日課になっている。

落ち着いた雰囲気で、喫茶店のようにもなっていて中で食べることもできるらしい。近くで仕事があれば合間に休憩しにきたいものだ。

 

1週間は通っているだろうか、店員さんが可愛いんです。3日目くらいには今日のおすすめを教えてくれるようになりました。常連への第一歩、達成です。

 

今日は何を買おうかしら。おすすめと何か、たまには二つ買って帰ったりしちゃおうかしら。

 

「いらっしゃませ! 星野さん、またいらしてくださったんですね。毎日ありがとうございます」

 

笑顔が今日も素敵ですね。こちらこそありがとうございます!

 

「今日のおすすめはザッハトルテです」

じゃあそれと、今日はもう一つ買って行きたいんです。

「どなたかとご一緒に・・・すみません、出過ぎた質問でしたね」

ふは。いえ、一人で食べるんですけど。

「甘いものお好きなんですね。ではこちらは・・・」

 

甘いものというより、むしろあなたを目当てに通っている気がします。

このかわいい店員さんは俺が星野源であることを知っている。もちろん初めは驚いて戸惑って、それこそレジでは打ち間違えもひどかったが、おすすめを教えてくれ出した3日目あたりからはもう慣れていた。

 

少しずつ世間話も増えてきていい感じである。恋人がいるかもしれないって? そんなことは後からでいいんだよ。

 

「はい、ではお二つで950円になります」

 

今日はザッハトルテと牛乳瓶のようなものに入ったプリンを買うことにした。

 

「星野さん14日も来られたりしますか」

・・・バレンタインの日?

「はい! チョコレートフェアをするので是非いらしてください」

そうなんですね。また買いに来ます。

「ふふ、いっぱい買ってください! 毎度ありがとうございました!」

 

ですよね。お店のフェアですよね。

個人的な感じのアレじゃあないですよね。

 

でもちょっとくらい期待しちゃうじゃないですか。スケジュールがいっぱいだった気がするけど、無理にでもこじ開けて来てやろう。

 

明日も買いに来るんだけどね。毎日通う、けれどバレンタインの日は、そうだなあ。

 

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