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#星野源ください

夢の中へ連れていく

一目惚れの片想い2-1

 

二月ってまだまだ寒いですね。突然ですが俺は勇気を出して彼女のバイト先へ行く決意をしました。

 

話もしたことなければ目さえ合わせたことがないので認識すらされてないと思うんだ、俺。

・・・もしくは俺の視線に気付いていて、店に入って見つかった瞬間に「ストーカーが!」って通報されるか。

 

それはつらいな。

 

 今日は買いたい雑誌もあるので、彼女が働いていると噂の本屋へ足を運ぶのだ。

 

そもそもシフトが被っているかわからないし、今日は休みかもしれない。噂は嘘だった、なんてオチかもしれない。それはそれで笑える。

雑誌を買って帰ればいいだけだ。

 

そういえば今日はバレンタインじゃないか。彼女の恋人は彼女からチョコレートを貰ったりするんだろうか。「チョコよりも甘い君が食べたい」とかいう馬鹿みたいにキザなセリフを吐いて彼女を美味しく頂いちゃったりするんだろ。

うらやましいぞオイ! 俺もそういうことしたい!

 

まるで思春期の童貞のようなくだらない妄想をしていると本屋についた。

彼女はいるだろうか。いや、雑誌を買いに来たんだ俺は。

 

いたとしてもまあ、気付かれはしないだろう。