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#星野源ください

夢の中へ連れていく

じゃんけん

 

この間、朝のニュース番組でじゃんけんをするコーナーに出演したとき、ふと気付いてしまった。

 

俺は彼女にじゃんけんで勝ったことがない。

 

例えば 朝ごはんを作るのはどっちかを決めるとき、寒い日にお風呂を洗うのはどっちかを決めるとき、あとは残り一つになったアイスを食べるのはどっちかを決めるとき とか、何かを決めるとき必ずじゃんけんをする。

 

気持ちいい布団から出て朝ごはんを作らなければならないのは俺だし、寒い中お風呂を洗うのも俺。残り一つのアイスはいつも彼女が食べる。

 

「今日こそは勝ってやる」

 

心の声が思わず漏れ、呟いてしまったようで、近くにいたスタッフさんに「何か勝負でもしてるんですか?」と聞かれてしまった。

ええ少し、お風呂上がりのアイスをめぐってな!

 

 

 

「ただいま」

「おかえり源さん」

 

家に帰ると彼女がもう来ていた。今のところ半同棲状態である。

荷物を置いて、ラフな格好に着替えてソファーの上でテレビを見ている彼女の正面に立った。

めちゃくちゃ邪魔である。ものすごい怪訝な顔をされた。

 

「お嬢さん、今こそ勝負の時。冷凍庫に残されたアイスを巡って勝負じゃ!」

「あー、あれお昼に食べちゃった」

「はぇ!?」

「ごめんね」

 

 星野、戦意喪失であります。

 

「なんで食べちゃったのよ!」

「まあまあ」

 

年下彼女のお膝に顔をうずめ、そのままよしよししてもらったことで俺もアレも元気になりまして、今夜はそのままソファーで致しちゃいます。

 

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